fc2ブログ

『Blues Blues Blues 』 Vol.18

[Vol.18]

「わかりましたか?橋本くん。」

「もしかして…ミシシッピーとか言うんじゃないでしょうね?」

「正解。」

「まさか本條さんミシシッピーに行くとか・・・?」

「ゲンタ君も分かりましたか。そのとおりです。ミシシッピーに行ってクロスロードを探しだせば、CDが聴けるようになって何か分かるかもしれません。」

続きを読む

スポンサーサイト



『Blues Blues Blues 』 Vol.17

[Vol.17]

曲がかかると本條さんは腕組みをしながら目を閉じて聴き、橋本さんは歌詞を訳していった。
心地いいリズミカルな曲が流れ、さっきまでの緊張感が少し和らいだ。

曲が終わると2人は顔を合わせ歌詞の確認をした。何もできない俺は2人の方をただ見ているだけだった。

「どうですか?何か分かりました?」

「ブルースの根源とも言えるようなオーソドックスなコード進行の中に、何とも形容し難い深みのあるメロディが乗ってますねぇ。いつ聴いてもすばらしい…。」

「で?歌詞になんかヒントになるようなものは?」

続きを読む

『Blues Blues Blues 』 Vol.16

[Vol.16]



「そうです。J.B オールドマンの曲をカバーしているバンドのものを聴くのですよ。」

「なるほど。しかし社長。彼の曲でカバーされているのはアルバムタイトルにもなっている『Blues Blues Blues』だけです。それにその歌はフリースタイルでアーティストによってもその時々によっても、歌詞は違っているのではないですか?」

続きを読む

『Blues Blues Blues 』 Vol.15

[Vol.15]

「ここにあったはずなのに。ライブハウスがない…。」

そこにはライブハウスらしきものすらなかった。

「ないんですか?」

「ええ。」

「場所を間違えてるとかではなくて?」

「ええ。ここにあったんです。入口に人がいっぱいいて、『Live House Jenny』ってかいてあったんです。」

続きを読む

『Blues Blues Blues 』 Vol.14

[Vol.14]

「1曲?1曲は聴けるんですか?」

「ええ、1曲だけです。」

「おかしいですねぇ。昨日ゲンタ君たちと聴いた時は1曲も聴けなかったのに、今日になると1曲聴けるようになっている…。」

「俺も家に帰ってからもう1回聴いてみたんですが、やっぱり聴けませんでしたよ。」

「とりあえず、せっかく聴けるようになったのですから、その曲だけでも聴いてみましょう。」

3人で下の階にあるレコーディングルーム移動して聴くことになった。

続きを読む

 | ホーム |  次のページ»»

Basic Calendar

<02 | 2024/03 | 04>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

AquariumClock 2

プロフィール

のんぴ~

Author:のんぴ~
どうもぉ
エドワード・D・ノンピーです

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

ブロとも申請フォーム

Welcome